確信でやるか兆しでやるか
5/15「確信でやるか兆しでやるか」 今夜はBSデジタル11マネーウオッチで高金利通貨についてお話します。また番組内でオーストラリアのヘッジファンドを運営される方から現地情報を生でお伝え致します。
200158年5月15日(木)―2007年5月16日(金)
総括「確信でやるか兆しでやるか」
需給「すべては需給から」
テクニカル「質問=中国の地震」
リスク「長引くイラク、イラン、パレスチナ、北朝鮮」
当局&円無常「危機管理業務主任①」
ID為替「短期47 市場参加者の横顔24=中東②」
横浜湘南便り「吉佐美大浜にて」
ドル円103.50-106.50 ユーロ円 161-164
FX湘南IG(FSIG代表 野村雅道(事務所 田園、山下、伊豆稲取)専修大学、中京大学講師 日経インデックス(2000年=100)5月14日東京引け 前回 5月9日からの変化 円89.9弱し、ドル81.7弱し、ユーロ140.4強し(2007年1月4日 円82.3(87.9)ドル89.7(91.5)ユ-ロ125.5(120.0)括弧内は2006年1月4日)5月14日ドルインデックス IN NYBOT73.327強し、CRB422.0弱強し、CRUDEOIL123.69弱し、DOW12898日経平均ドルベース5月14日東京引け134.7 IMM円投機筋 4月29日 円48735(前週比-6715)ユーロ-12512(+8803)
1、予定
(今週の予定)
12(月)日 景気ウォッチャー、
13(火)米 小売売上、
14(水)日 企業物価指数、国際収支、米 CPI
15(木)NZ 小売売上、日 機械受注、独&ユーロ圏 1QGDP、ECB月例報告、米 新規失業保険、NY連銀製造業景気指数、鉱工業生産、設備稼働率、フラデルフィア連銀景況指数、
16(金)NZ 1QPPI、日 消費者態度指数、1QGDP、ユーロ圏 貿易収支、米 住宅着工、建設許可、ミシガン大消費者信頼感指数
(来週の予定)
19(月)米 景気先行指数、
20(火)日銀政策決定会合、金融経済月報、第三次産業活動指数、独 PPI、ZEW景況感調査、ユーロ圏建設支出、ZEW景況感調査、米 PPI
21(水)米 FOMC議事録(4月29、30日)
22(木)日 貿易統計、全産業活動指数、米 失業保険
23(金)日銀議事録(4月8、9日)、米 中古住宅販売件数
2、総括「確信でやるか兆しでやるか」
相場はそれぞれの指標で発表前の織り込み期間と発表後の事実を見ての二つの動きがある。サブプライム問題においては3月半ばで織り込み期間を終えて、それ以降は結果の発表となっているような気がする。まだ決算悪化、格下げ、増資などの一見悪いニュースが出るが、相場はあまり下落方向へは反応しなくなった。3月半ばからのドル相場を見れば一目瞭然だ。
それはくどくなるが、ベアスターンズの救済、G-7の金融システム安定化、FOMCでの利下げ打ち止め感などが支えてきた。また昨夏の急落のきっかけとなったBNPパリバ(投信の評価募集引き出し停止報道)だが昨日の決算は良好であったことは印象的だ。金融機関は真面目にやれば普通に益が出る公的な商売だから他の金融機関も遅かれ早かれ黒字化するだろう。それは日本の不良債権問題でも同様であった。
織り込みから結果への相場展開。兆しから確信への展開。織り込みや兆しの期間のほうが相場は素直に動く。結果が出たり、石橋を叩いて渡る人まで確信を持って参戦する時は難しい。
さて今日からは欧州と日本のGDPが出る。どこの国も減速なのだが、市場規模が小さい通貨のほうが同じ減速でも売られやすいようだ。逆もあるが、それはNZや南アランド(昨日小売売上が悪化した)だろう。
円は需給では今日はゴトビだが、今日明日は利金の円転が入ってくる。テクニカルでは5月7,8,9日の急な下降ラインを上抜いたドル円だが、今度は急な上昇ラインを過去3日でつくり、今日はそのライン上で始まる微妙な日(塀の上)となる。明日は日本のGDPで月曜からの日銀政策会合に変化が出るかどうかの思惑が生まれる。
3.需給「すべては需給から」
今週月曜日は休み明けのドル需要で上昇、火曜日、水曜日は東京市場ではドルが上がらなかったのは日々の仲値のドル需要による。昨年からドル円は下落しているが大きく下落したのは8月と3月であることはやはりリパトリの出やすい月であった(中間決算の9月と3月年度末決算の前)。古くは戦前は貿易赤字で円安、戦後は貿易黒字で円高。
やはり需給はデイトレから超長期まで影響を及ぼす。株式相場にはない特徴、いやニューヨーク為替市場のデイトレにもない特徴である(基軸通貨ドルを使えるから為替の実需はない)。
4、テクニカル「質問=中国の地震は円に影響してますでしょうか?株価にも影響してると思いますが、円安と関係ありますか?=CHIRO様」
私は戦争や災害を為替を結びつけるのはあまり好きではありません。ただ自分が取引している最中にはニュースが出た時は思わずその流れで取引はしてしまいます。基本的には戦争や災害では、逆張りに見えますがそれまでの経済ファンダメンタルズの流れに沿ったポジションを取ります。一時的なトラブルでは暫らくすれば必ず正常化、回復するのでトラブルにあった国の通貨や株を売り込んだりしません。911同時多発テロの際も、週刊エコノミストにドルを買うべきという記事を載せたことがあります。115円から125円まで戻しました。
今回も中国株は買うつもりです。中国の成長過程を長期間に渡って毀損するものではなく、いつかまた四川省も平穏に回復してくれると思っています。円が今売られているのは、若干中国要因もありますが、全体的なドル高の流れ、サブプライム問題が解決方向へ向かっているからだと思います。また円を中国の利上げ、預金準備率の引き上げ、元の切り上げなどの引き締め策が出た時に、買う人がいますが、中国の引き締め策は押さえきれない成長をスムーズにする為のもので、大きな流れを変えるものではないと思っています。あまり円、日本の経済に結びつける必要はないと思います。中国と日本は成長過程のまったく異なった時間帯にいるので(中国は幼年期、日本は老年期)、中国で色々なことは今後も起きると思いますが、日本への影響を一般的に単純に考えるのは間違いだと思うことが多くあります。
5、リスク「長引くイラク、イラン、パレスチナ、北朝鮮」
北朝鮮暴発(北朝鮮開国?)、朝鮮半島統一、イラン、地震、日本物格下げ、米国物格下げ、米軍イラク撤退、アジアでのテロ、イラク混迷、英国ポンドのユーロ入り、日本の総選挙、北京オリンピックボイコット、夢=ドルのユーロ加盟(円おいてきぼり)
6、当局&円無常「危機管理業務主任①」
タイトルは芋洗坂係長のようなものになってしまった。思えば銀行時代、幾多の危機に遭遇していた気もする。初めてニューヨークに赴任した1981年頃に中南米債務危機がメキシコの利払い停止をきっかけに始まった。赴任するなり「ブリッジローン」という言葉を聞き、橋を造る貸付で大きなプロジェクトかなと思っていたら「ブリッジ」はつなぎ=つなぎ融資の意味で返済不能になったので一時的に資金を貸し付けるという意味であった。当時は米国の銀行が中心になってシンジケートローン(協調融資)を行っていた。日欧の銀行も加わった。
ただシンジケートローンはその取りまとめ役(幹事行)になってこそマネージメントフィーが手に入るおいしい商売であった。パナマ運河やブラジルでの鉄鋼所建設を始め大型のプロジェクトファイナナスなど国家そのものに貸し出すものであった。国家なら安全といった貸付が焦げ付いたのであった(以下フィリピン、湾岸戦争、ポンド、アジア、ロシア、アルゼンチン危機などへ続く)。
7、ID為替「短期47 市場参加者の横顔24=中東②」
中東の投資家の運用額の規模は1兆ドルを超えている言われている。これはほぼオランダの運用額と並んいる。代表的な投資家を取上げていく。先ずはサウジアラビア通貨庁SAMAである。中近東第一の投資家、サウンジアラビアの中央銀行であるが、それよりも資産運用の巨額さにおいて有名だ。サウジアラビアは金融立国と産業立国の二兎を追う国策をとっており、金融に比重を置くクウェートやバハレーンとの違いがある。SAMAの資金はマーチャントバンク、証券会社、投資顧問会社に運用を委託している。関係者はいかなる場合にもその内容を明らかにすることは許されない。原油価格によって大きく資産が増減する。ドル資産と非ドル資産にどのように振り向けるかがポイントである。中東の資金はスイスのジュネーブの金融機関に多く委託されていると言われ、東京時間の午後にジュネーブ筋から為替の大きな金額のプライスを聞かれるとその後の反応も大きいので緊張感が走る。
サウジアラビアと並ぶオイルマネー大国のクウェートでは投資業務をクウェート投資庁(KIA)に一元化している。1980年代にはロンドンに事務所を置き日本株の大量買付けを行ったと言われている。直接投資からポートフォリオ投資、証券投資から不動産投資まで行っている。クウェートだけではなく中東は運用資金量が運用スタッフの人員、能力を超える勢いで増加しているのですべての運用が自主運用ではなく世界的に著名な運用機関にアドバイスを受けている。
他にはアブダビ投資庁(ADIA)、ガルフ湾岸6カ国(バハレーン、クウェート、オマーン、カタール、サウジアラビア、アラブ首長国連邦)とイラクの共同出資で設立されたガルフインターナショナルバンク(GIB)なども中東の資産運用機関として有名だ。投資対象は預金、公的債券、民間債、不動産、株式などで付随業務としての為替取引も巨額となり市場に与える影響は大きい。
内需拡大-規制緩和-市場開放-小政府-財政均衡-自己責任-公明正大 50―超円高-100―円高-150-普通円-200―円安-250-円安- 「世界一のデフレと物価高の共存が日本の弱点」「国を選ぶ時代」FX湘南社是 「面白く正しく」FSIG FX湘南投資グループ 代表 野村雅道 専修大学、中京大学講師(事務所 横浜田園、山下公園、伊豆稲取)
8、横浜湘南便り「吉佐美大浜にて」
昨日は遠路東京より為替の取材で3人と一匹の犬が来られた。取材して、魚三昧の後、稲取から南伊豆の吉佐美浜とサンドキーで有名な田牛(とうじ)へ。「伊豆は南に行けば行くほど海が美しくなる」と言われるように、下田より南の海岸を見るとまずうなってしまう。エメラルドグリーンの海に島と松、巨岩でアクセントをつけた景観、美しく長く伸びる砂浜がある。石廊崎まで個性を感じさせる海水浴場が点在するが、人気のある下田白浜ほどの混雑はない。また石廊崎を過ぎれば西伊豆までは秘境の中にいるような集落と海岸が続く。南伊豆は奥深い。
(写真=吉佐美大浜と走り回る犬ロックス)
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コメント
Futures Japanという日本の先物雑誌の2008年4月号のp40から、
シカゴには巨大な為替ディーラーが集まるディーリングルームがある。その部屋には「ボス」と言われる大物が陣取っている。全体を仕切っているのでは無いのだが、他の若手のディーラー達はボスの動きを細かく観察している。ボスが経済結果を見る。その経済結果についてボスが良いものだと思うと、巨大な金額の「買い」を入れる。そうすると、そこにいる他の多くのディーラー達はボスと同じポジションを一斉に持つ。もし、ボスが悪い結果だと思うと、巨大な「売り」が入り、他のディーラーがそれに一斉に従う。
とあるのですが本当でしょうか。
投稿 国語 | 2008年5月16日 (金) 05時34分