持てる国、持たざる国。日中友好記念の人民元チャート
5/8「持てる国、持たざる国」「日中友好記念の人民元チャート」
2008年5月8日(木)―2007年5月9日(金)
総括「持てる国、持たざる国」
需給「胡錦濤主席来日記念=戦後の人民元チャート」
テクニカル「人民元チャート感想」
リスク「長引くイラク、イラン、パレスチナ、北朝鮮」
当局&円無常「TVでニュースを逃さない」
ID為替「短期45 市場参加者の横顔22アジアの機関投資家=マレーシアなど」
横浜湘南便り「止まる工事、止まらない工事」
ドル円103-106 ユーロ円 159.50-162.50
FX湘南IG(FSIG代表 野村雅道(事務所 田園、山下、伊豆稲取)専修大学、中京大学講師 日経インデックス(2000年=100)5月7日東京引け 前回 5月2日からの変化 円89.4弱し、ドル81.4弱し、ユーロ140.0強し(2007年1月4日 円82.3(87.9)ドル89.7(91.5)ユ-ロ125.5(120.0)括弧内は2006年1月4日)5月7日ドルインデックス IN NYBOT 73.507強し、CRB420.18強し、CRUDEOIL123.56強し、DOW12834日経平均ドルベース5月7日東京引け134.43 IMM円投機筋 4月29日 円55450(前週比+20363)ユーロ-21315(-40222)
1、予定
(今週の予定)
5(月)豪 住宅価格指数、ISM非製造業景況指数
6(火)豪 貿易収支、政策金利、ユーロ圏 PPI、
7(水)ユーロ圏 小売売上、独 製造業受注、
8(木)NZ 1Q失業率、豪 雇用統計、独 国際収支、鉱工業生産、BOE、ECB 政策金利、米 失業保険
9(金)日 景気動向指数 米 貿易収支
(来週の予定)
12(月)日 景気ウォッチャー、
13(火)米 小売売上、
14(水)日 企業物価指数、国際収支、米 CPI
15(木)NZ 小売売上、日 機械受注、独&ユーロ圏 1QGDP、ECB月例報告、米 新規失業保険、NY連銀製造業景気指数、鉱工業生産、設備稼働率、フラデルフィア連銀景況指数、
16(金)NZ 1QPPI、日 消費者態度指数、1QGDP、ユーロ圏 貿易収支、米 住宅着工、建設許可、ミシガン大消費者信頼感指数
2、総括「持てる国、持たざる国」
「米国悪いがどこも悪い」としていたが、その通り昨日は英国が鉱工業生産、製造業生産高、ネーションワイド消費者信頼感指数、ユーロ圏が小売売上、ドイツが製造業指数と軒並み予想比悪化した数字が公表されポンド、ユーロが売られドルは円以外で上昇した。円は米株下落もありまだ残る「米株下落=リスク回避での円買い」で買われた。当たり前だが日本の指標が欧米では出ないということもある。日本も出ればいい数字は出ない。
3月半ばからのリズムが崩れるかどうかだが、ドル円では3月17日の95.77と4月14日の100.29を結んだ上昇ラインを切ることになれば一旦円安も手仕舞いだろう。本日なら104.20-30あたり。同じような上昇ラインはユーロ円では既に崩れているが、豪ドル円、NZドル円はまだ上昇ラインの上に位置している。崩れれば短期変動狙いの分はカットしてもいいだろう。それなりの円安の変動幅は享受できたた思う。
今夜はBOE、ECBの政策金利決定がある。BOEは利下げの思惑も出ているが、ECBとともに会議後の中銀コメントで景気減速が強調されれば他通貨の連れ安も頭に置いておきたい(デイトレ短期向き)。これが終われば焦点は来週の日独ユーロ圏の1QGDPの発表となる。
金利差狙いの長期保有の高金利通貨での円売りはキープしていいだろう。再び資源価格の上昇に加え、食料品価格の高騰が今後BISやG-7の議題にもなれば、NZなどの農業国も潤う。それらの国の賃金上昇をともなったインフレは収まらず、利下げ時期は遠のいていく。南アランドも電力不足問題(料金値上げ問題はあるが)が落ち着いてきて普通の高金利通貨に戻りつつある。「持てる国」と「持たざる国」の格差は既に豪ドルでは表れているが、新興国の成長ある限り今後もこのテーマは消えない。
3.需給「人民元チャート」「rmbid.xls」をダウンロード
胡錦濤主席来日記念でもないが時間があったので戦後の人民元の対ドル、対円でのチャートを作成したので参考にして頂きたい。
4、テクニカル「人民元チャート感想」
最近はメディアでも毎日人民元の基準相場が報道され、2005年7月の大幅切り上げ以来の高値更新などの見出しが出ることも多い。しかしいまだ人民元は管理変動相場だ。前日の値動きより人民銀行が基準相場を決定し1日±0.3%の範囲内で変動を認めている。それでも2007年の8.2台から6.9台へ中国の貿易黒字を背景に格差のある経済にダメージを与えないように人民元高推移させてきている。
それ以前も管理相場ながらも、その時折の経済状況によって政府が元相場を変動させている。レンジは対ドルで1.8から11、対円では11円から164円である。戦後まもなくは2.46、146円、ニクソンショック時は2.2の158円、その後93年に1ドル11まで下落し90年代から2005年までは8台、貿易黒字の批判を受けて現在少しずつ元高推移させている。詳細は後述したいが、基本的には貿易赤字時代の90年以前は元高推移、92年以降、社会主義市場経済導入後は輸出振興もあり、元安推移させていたようだがあまりにも黒字が突出してきたので、現状の元高推移となっている。
5、リスク「長引くイラク、イラン、パレスチナ、北朝鮮」
北朝鮮暴発(北朝鮮開国?)、朝鮮半島統一、イラン、地震、日本物格下げ、米国物格下げ、米軍イラク撤退、アジアでのテロ、イラク混迷、英国ポンドのユーロ入り、日本の総選挙、北京オリンピックボイコット、夢=ドルのユーロ加盟(円おいてきぼり)
6、当局&円無常「TVでニュースを逃さない」
銀行勤務の時代から取引中はTVをつけっぱなしにしている。NHKなどでニュース、特に臨時ニュースが流れるのを見逃さないためだ。NHKは日銀の情報が早い。ニュース以外にも高校野球や朝のドラマも見てしまう。最近は3台でブルームバーグ、NHK、民放を見ているので自然に芸能ネタなども入ってくる。ふと思ったのだがこれだけ小泉さんの「ワンフレーズ」ではないが「ワンワードギャグ」が流行ってしまうと、学校の先生もやりにくいと思った。体育の先生は「イチニイ”サン!”」の掛け声を出しにくい、英語の先生はINGの現在進行形を教えにくい、世界史の先生は西洋史「ルネッサンス!」の歴史を教えにくくなっているのではないだろうか。でも一発ネタだけで終わる人も多いので少しの辛抱だろう。
7、ID為替「短期45 市場参加者の横顔22アジアの機関投資家=マレーシアなど」
「参加者の横顔(海外編)=マレーシアなど」
1990年代はアジアの為替市場ではマレーシア中銀が派手に売買を繰り返した。シンガポールのGICやテマセックなどの長期投資とは異なり大口で短期売買を繰り返した。一度に5億ドルから10億ドルの売買を繰り返したのでないだろうか。市場からは「ネガラ=NEGARA=中銀が出た」と恐れられた。海外から銀行のトレーダーを雇い短期売買をしたが程なく消え去ってしまった。理由は明確ではないが、やはり収益が上がらなかったこと、中銀として短期売買の是非、またアジア通貨危機が起こったことも上げられる。アジア通貨危機でマハティール首相は米国ヘッジファンドを批判し、固定相場に変更したが、マレーシア自身も短期的な投機を行っていたのであった。日本、中国のみならずアジア中銀各国は膨大な外貨準備を抱え込む。その運用として一度に大きな金額が動いて市場に影響を及ぼすが、投資期間は長期となっている。マレーシアのように国家が短期的投機を行ったケースは極めて珍しいものであった。
アジア諸国は日本から円借款を受けている国が多い。1990年代は円高が進行した時代であったので、その返済資金が膨れ上がって負担が大きくなったこともあり他の外貨準備の運用で利益を出そうとしたかもしれない。韓国、台湾、インドネシアなどの中銀も投機的ではないが、そのような実需による為替取引を行っている。
内需拡大-規制緩和-市場開放-小政府-財政均衡-自己責任-公明正大 50―超円高-100―円高-150-普通円-200―円安-250-円安- 「世界一のデフレと物価高の共存が日本の弱点」「国を選ぶ時代」FX湘南社是 「面白く正しく」FSIG FX湘南投資グループ 代表 野村雅道 専修大学、中京大学講師(事務所 横浜田園、山下公園、伊豆稲取)
8、横浜湘南便り「止まる工事、止まらない工事」
地元の新聞を読んでいると、小田原と横浜の建設会社がそれぞれ40億円、24億円の破産申請を行っていた。両社とも昨年の建築基準法改正で着工件数が落ちこんだことが影響したということだ。またジムのプールから見て気づいていたのだが営業を停止した紅葉坂のホテル開洋亭と隣接地の大型マンション工事は1年間工事がストップしたままだ。官製不況。
一方最近は道路工事の是非が議論されているが、横浜の拙宅の地下をトンネルを掘り、東名青葉インターを首都高速横羽線生麦インターを結ぶ高速道路計画があり公聴会は既に終わっているそうだ。土地ある限り道路を造る精神もすごいが山はトンネルだらけ川は橋だらけになってしまう。のどかな畑の下まで穴を掘る精神には驚いてしまう。ただ工事をすれば潤う人は出てくる。官製好況。止まる工事と止まらない工事。
(写真=この横浜の田舎の畑の下を高速道路が走る=拙宅近辺)
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