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2008年4月17日 (木)

結果がついてきたG-7声明

4/17「結果がついてきたG-7声明」         
2008年4月17日(木)―2007年4月18日(金)

総括「結果がついてきたG-7声明」
需給「今回のG-7声明はFXトレーダーにもGOODアドバイス」
テクニカル「雲上」
リスク「長引くイラク、イラン、パレスチナ、北朝鮮」
当局orうたかた無常「質問=ゴトビ」
ID為替「短期39 市場参加者の横顔⑰ヘッジファンドその①」
横浜湘南便り「ニュー氷川丸=25日オープン」

 ドル円100-103 ユーロ円 161-164   

P1000027 P1000023 P1000021
     
 FX湘南IG(FSIG代表 野村雅道(事務所 田園、山下、伊豆稲取)専修大学、中京大学講師 日経インデックス(2000年=100)4月16日東京引け 前回 4月11日からの変化 円91.7強し、ドル80.8同、ユーロ141.7強し(2007年1月4日 円82.3(87.9)ドル89.7(91.5)ユ-ロ125.5(120.0)括弧内は2006年1月4日)4月16日ドルインデックス IN NYBOT71.408弱し、CRB418.76強し、CRUDEOIL114.54強し、DOW12619日経平均ドルベース4月16日東京引け129.33 IMM円投機筋 4月8日 円43067(前週比-9231)ユーロ29435(+363)
 
1、予定 

(今週の予定)

14(月)NZ小売売上、ユーロ圏鉱工業生産、米 小売売上、企業在庫
15(火)NZ4QCPI、独&ユーロ圏 ZEW景況感調査、米 PPI、NY連銀製造業景気指数、対米証券投資、 
16(水)ユーロ圏CPI、米 CPI、住宅着工、建設許可、鉱工業生産、設備稼働率、ベージュブック
17(木)ECB月例報告、ユーロ圏貿易収支、米 失業保険、景気先行指数、フイラデルフィア連銀景況指数
18(金)日 消費者態度指数、独PPI、ユーロ圏建設支出

(来週の予定)

21(月)豪PPI、日 第三次産業活動指数 
22(火)米 リッチモンド連銀製造業指数、中古住宅販売
23(水)豪CPI、日 貿易統計、南アCPI
24(木)NZ中銀政策金利、日 全産業活動指数、企業向けサービス価格指数、ユーロ圏経常収支、独IFO景況指数、米 雇用保険、耐久財受注、新築住宅販売
25(金)日 CPI

2、総括「為替変動で慌てる国は日本」

相場はG-7以降、昨夏以前のドル安円安へ戻りつつあると思う。株価も安定してきているし今回のG-7は失望の声が多いが前々回予想したようにまた前回述べたように私は評価したい。期限付きの工程表までつくって国際金融システムを安定させようとしている。G-7声明に株高円安という結果がついてきておりほぼシナリオ通りの展開だ。

 ということで別の話し。米国は基本的に介入をしない。ユーロ圏もそうだ。欧米諸国で1国で1000億ドルを超える外貨準備を保有している国はない。自国通貨高を抑える為に自国通貨売りドル買い介入を行っていないからだ。中国の1.5兆ドル、日本の1兆ドルを始めアジア諸国が1国数千億ドルの外貨準備を保有するのとは大きく違う。

 変動相場制が始まってドルが下落していた時にコナリー財務長官はこう言った。
「DOLLAR IS OUR CURRENCY。THE PROBLEM IS YOURS」
基軸通貨である米国はある意味では固定相場だ。また欧州も結局究極の域内固定相場であるユーロ通貨を誕生させた。今やっていることは域内を拡大させることだ。欧米は相手には変動を望むが彼らは固定相場方向へ向かっている。

 日本だけが円安円高で慌てているようだ。ラストリゾートとしては保有外貨をそのまま使えるシステムがあれば怖くない。レバレッジの高い人は別として。最悪の手段が外貨でそのまま使うという事実上最悪でもない手法があると考えればあまり短期の変動は怖くない。

 また日本人は他国の通貨が暴落すると同情するというか、相手国を悲惨なものと見る人もいるが、彼らは円で換算するわけでもないので平気である。また同じ金額でも外貨で使ったほうが円高でも使い勝手がある。貿易で円が使えずドルが外貨が溜まってしまう日本もそろそろ外貨で消費する知恵を使ってはどうだろうか。日本の物価が高いだけに有効だと思う。
 
3.需給「今回のG-7声明はFXトレーダーにもGOODアドバイス」

今回のG-7声明には我々FXトレーダーへの重要なアドバイスも含まれていた。
リスク再評価、大きなレバレッジの解消、カウンターパーティーリスク、バランスシート調整、仕組み商品へのエクスポジャー、リスク管理、資本増強などである。

4、テクニカル「雲上」

 日経平均とドル円相場が一目均衡表の雲中に入り雲上に出るかどうか。
 ユーロ円、スイス円は既に雲上にある
 豪ドル円、NZドル円、南アランド円は雲の下から這い上がれるか。

 昨年夏よりの全面ドル安はG-7での国際金融システム安定化の文言が効いて収まりつつある。
但し①ドル本来の下げトレンド(貿易赤字による)や②世界でのユーロの台頭、アジアでの中国台頭による米国と日本の存在価値の低下による2000年以降のドル安円安トレンドは存続。

5、リスク「長引くイラク、イラン、パレスチナ、北朝鮮」

北朝鮮暴発(北朝鮮開国?)、朝鮮半島統一、イラン、地震、日本物格下げ、米国物格下げ、米軍イラク撤退、アジアでのテロ、イラク混迷、英国ポンドのユーロ入り、日本の総選挙、北京オリンピックボイコット

6、当局orうたかた無常「質問=ゴトビ」

こんばんは。野村先生のブログを毎回拝見させていただいておりますが、いつも読んでいて分からない単語があります。「ゴドビ」と「TGIF」…どういう意味があるのでしょうか…熊太郎様

 TGIFはTHANKS GOD ITS FRIDAYということで1週間も無事終えて神に感謝しているといったところでしょう。お疲れさま、という感じもします。ゴトビは5と10のつく日のことで、それらの日の仲値決定時間(午前10時ごろ)はドルが上昇しやすいということですその理由など詳しくは本ID為替リポートのID為替の項「短期」12月6日、10日、13日分を参照してください。 

7、ID為替「短期39 市場参加者の横顔⑰ヘッジファンドその①」

 「参加者の横顔=ヘッジファンドその①」

 ヘッジファンドが相場を動かしているというが、本当にそうなのだろうか。私は一時名だたる殆どのヘッジファンドを取引先とする銀行でディーラーをしていたことがある。ただ彼らがいつもデイトレーダーのように頻繁に為替相場を動かしていることはない。多くは、株式、債券、土地などの長期保有にかかわる為替であり、頻繁には売買しない。デイトレーダーのようなことをする部門もあったが、リスク管理は厳しく、1%程度損をすれば損切っていたようなスタイルだ。金額は例えば円では5ヤードから10ヤード単位。1ヤードは10億円なので50億円から100億円。多いのは12.5ヤード。これはシカゴIMMの円の取引が1枚1250万円なので、その1000倍。

 多くのヘッジファンドがあるが、彼らも横並びで同じ方向で取引することが多かった。情報を交換しているのではなく、彼らと取引している銀行のカスタマーディーラーから同じ情報を得て取引しているようだった。10社もあれば、一気に100ヤード(1000億円)程度にもなり油断していると、その玉を受けたディーラーが大損することもあった。但しそんなことは2、3ヶ月に一度くらい。それでも市場では誰が売っている買っているかわからなければヘッジファンドの仕業としていることが多かった。正体がわからぬ人にしてしまったほうが都合が良かったのだろう。

 また為替市場の取引量は貿易取引を大きく上回り、その主体がヘッジファンドであり、貿易取引で為替を考えても意味がないということをいう人も多いしかし私は邦銀にも外銀にもいたがヘッジファンドが特に目立って取引をしていることはなかった。為替取引の出来高の計算方法に誤解があるからだ。何十兆ドルとも言われる為替取引の半分はスワップ取引だ。また計上の仕方でも輸出が100本ドルを売ると100本で計算され、さらにそのカバーで銀行が100本売ると取引量は200本となる。ここでまず貿易の為替は市場の2分の1ということになってしまう。実際は貿易取引の100本だけなのだが、さらにそれをスワップを使い先物に延長すると、さらに100本増える。他の取引でも2重以上の計上があるので、ことさら市場に占める貿易為替が小さいわけでもない。その市場出来高と貿易為替のギャップをヘッジファンドの仕業とするのは、居もしない参加者を作り上げているようなものだ。

 内需拡大-規制緩和-市場開放-小政府-財政均衡-自己責任-公明正大   50―超円高-100―円高-150-普通円-200―円安-250-円安- 「世界一のデフレと物価高の共存が日本の弱点」「国を選ぶ時代」FX湘南社是 「面白く正しく」FSIG FX湘南投資グループ 代表 野村雅道 専修大学、中京大学講師(事務所 横浜田園、山下公園、伊豆稲取)
 

8、横浜湘南便り「ニュー氷川丸=25日オープン」

 氷川丸とマリンタワーは経営難に陥り一旦横浜市に管理されていたが、氷川丸は日本郵船が所有することになりお色直しをして着飾って4月25日にレニューアルオープン。マリンタワーは現在工事中で近々若者向けスポットに生まれかわる。

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コメント

 最後に”ポテト”を受け取る人・・・”買い切り・売り切り”の方が、あるいは重要なのかもしれませんね。

 私も、ヘッジファンド同様、相場を”ゲーム”として捉えています。私はリスク管理の厳しさが、漠然とし過ぎていますので、むしろ見習いたいと思います。

 ヘッジファンドその①。2回勉強することが出来ました。

投稿 win | 2008年4月17日 (木) 15時48分

野村先生こんにちは。

うたかた無常「質問=ゴトビ」で、
質問に答えて頂き有難うございました。

TGIFはいつも終わりの言葉にそえられているので、
終わりの挨拶かなとは予想はしていましたが、
そんな美しい意味があったのですね。

ゴドビは野村先生のブログや、経済の本で調べ、
勉強してみます。ありがとうございました。

投稿 熊太郎 | 2008年4月17日 (木) 17時43分

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