賃上げのない利上げはイジメ
11月1日(木)「賃上げのない利上げはイジメ」
2007年11月1日(木)―2007年11月2日(金)
総括 「賃上げのない利上げはイジメ」
需給「11月の基本」
テクニカル「溜まらないと落ちない。贅沢して油断しないと落ちない」
リスク「長引くイラク、イラン、パレスチナ、北朝鮮」
当局orうたかた無常「ゴルフのスコア」
ID為替&質疑応答「時間、日付、曜日」
横浜湘南便り「早慶6連戦で564球投げた投手=背番号11」
ドル円114-117 ユーロ円 165.50-168.50
FX湘南IG(FSIG代表 野村雅道(事務所 田園、山下、伊豆稲取)専修大学、中京大学講師 日経インデックス(2000年=100)10月31日東京引け 前回 10月26日からの変化 円82.9弱し、ドル83.3弱し、ユーロ132.0(2007年1月4日 円82.3(87.9)ドル89.7(91.5)ユ-ロ125.5(120.0)括弧内は2006年1月4日)10月31日ドルインデックス IN NYBOT76.54弱し、CRB351.01強し、CRUDEOIL94.56強し、DOW1393.01日経平均ドルベース 10月31日東京引け145.98 IMM円投機筋 10月23日 円-21354(前週比+17259)ユーロ+69016(-17588)
1、予定
(今週の予定)
29(月)NZ 貿易収支、日 小売統計、
30(火)NZ 住宅建設許可、日 雇用統計、全世帯家計調査、独 雇用統計、米 消費者信頼感指数、
31(水)豪 住宅建設許可、、日銀政策決定会合、展望リポート、住宅着工、介入状況、ユーロ圏消費者信頼感指数、失業率、米3QGDP、個人消費、FOMC、ADP雇用者数、シカゴ購買部協会景気指数、建設支出
1(木)独 製造業PMI、米 ISM製造業指数、
2(金)日 マネタリーベース、独 小売売上、米 雇用統計
(来週の予定)
5(月)日銀議事録、米ISM非製造業景況指数
6(火)日 景気動向調査、ユーロ圏 PPI、小売売上、独 製造業受注、
7(水)RBAキャッシュターゲット、豪 住宅価格指数、独 鉱工業生産
8(木)NZ 失業率、豪 雇用統計、日 機械受注、マネーサプライ、景気ウォッチャー指数、独 経常収支、BOE&ECB 政策金利 米 失業保険申請
9(金)米 貿易収支、ミシガン消費者信頼感指数
2、総括「賃上げのない利上げはイジメ」
金利はだいたいコンセンサス通り動くものだ。米国3QGDPは3.9%となったが予想の3%でも強い数字であると思っていた。さらに直前にWSJのFRBウォッチャーとか言う人が据え置きを予想したが私は一部デイリーのブログでもやはり0.25%利下げに踏み切るとしていた。というのもFRBの日々あるいは短期の資金供給がまだ通常の10倍程度となっていたからだ。据え置きにするなら先ずは資金供給を平常に戻してからだろう思っていた。
80年代に実際にNYで実際にFF金利の取引で毎日NY午前11時のFRBの資金供給を注目していたのも役立った。当時は利上げもあった時代で、利上げ前には逆に資金吸収のオペレーションもFRBは行い市場にヒントを送っていた。さて気持ちは明日の米国雇用統計へ切り替えなければならない。予想は8.8万人の雇用増加であり、事前のADP雇用者数は改善している材料がある。ただアメリカ人は計算をよくぶらしてくれるのである。電卓を叩く指が太すぎるのかもしれない。
さて多くの国がインフレターゲットを導入している。ニュージーランドは1から3%、オーストラリアは2から3%、南アフリカは3から6%などだ。ユーロ圏やスウェーデンは2%あたりに落ち着かせたいようだ。ただそれらの国は現在インフレがレンジの上限にいたり、目標より上でインフレが推移しているので金融は引き締め気味だ。もし下限以下にいれば利下げをしているだろう。日本はターゲットはないが日銀展望リポートではゼロインフレなので世界の常識では下限以下であり利下げだろう。新聞の日銀の利上げ見送りという言葉はひっかかるのである。9月現金給与総額は前年比0.5%低下、夏のボーナスは1.1%低下。住宅着工は7月、8月の大幅減に続き9月も44%減(前年比)となった。でも景気が良いから利上げ方向へというのはわけがわからない。企業業績がいいというが何故賃上げしないのだろう。公務員と日銀は賃上げのようだ。賃上げなくして物価高&利上げはダブルパンチだ。それは政府と経営者によるイジメでしかない。
3.需給「11月の特色」
11月は過去13年でドル上げが9回、下げが4回となっている。最近はドルというより外貨全体で考えてもいいかもしれない。海外は中国を含め12月決算の国が多く、本国へのリパトリがそろそろ見られるようになる。欧州ならユーロ買い、米国ならドル買いだ。日本は関係がない。ディラーも早いものは今年のボーナスも目処がつきあまり取引をしなくなる人と最後の勝負をかける人が出てくる(邦銀では決算前でも成功報酬制度がないのでこの動きはない)。
いちおう11月で2、5、8の筋(マージャン?)なので月半ばには外債の利払い(円買い)が普段より多くなる。一方寒い風冬へ向かうので石油会社のドル買いが増える。1980年、90年代は年度始め(4,5,6月は)輸出が多く、年度後半は輸入が多くなるパターンがあったがーそれは趨勢的な円高傾向であったので輸出は売り急ぎ、輸入はじっくりということがあったー最近は行ったり来たりなのでその傾向は薄れていよう。
もしろドル以外の通貨では輸入業者の方が買い急ぎをしているかもしれない。こんなところが11月のベースでそこから最近のトピックで色づけをしていきたい。
4.テクニカル「溜まらないと落ちない。贅沢し油断しないと落ちない」
何故今頃ドル暴落論やドル円下落論が出るのかわからない。いままでもずっとそうであったので。でもドル円の急落が起きないのもやはり象徴的なものはIMMの円ショートポジションが溜まっていないからだろう。それが8月17日頃に一旦ゼロ近くまで落ちてからは、ドル円の急落、円の急騰は起きていない。損切りのエネルギーが溜まらないと起きない。また10万枚以上の円ショートになってから心配したい。でもその頃は円ショートで熱気が高まっているので逆張りは心理的に難しいだろう。テクニカルに従うには感情を抑えないといけない。
また同じようにグリーンスパン氏は5月と同様、中国株の暴落を唱えているが、IMMの円ポジションと同じように、一人当たりGDPが2000ドル程度の中国経済には暴落は起きない。日本の10分の1以下だ。日本の平均年収が400万であるとしたら年収40万の人に贅沢しすぎるといっているようなものだろう。 暴落というのは中国一人当たりのGDPが日本と並ぶ時いや追い越す時だろう。
5.リスク(想定済みにしてビックリしてはいけない) 「長引くイラク、イラン、パレスチナ、北朝鮮」
北朝鮮暴発(北朝鮮開国?)、朝鮮半島統一、イラン、地震、日本物格上げ、米国物格下げ、貿易戦争(FTA)、米軍イラク撤退、領土教科書靖国問題、アジアでのテロ、イラク混迷、英国ポンドのユーロ入り
6、当局&うたかた無常「ゴルフのスコア」
(まことにもって不謹慎なだが)前防衛省次官の200回ゴルフ接待問題で証人喚問があったがどの議員も200回でどれくらいスコアが伸びたまでは聞いてくれなかった。
7.ID為替「時間、日付、曜日」
1日の相場を始める前には需給、ファンダメンタルズ、ニュース、チャート、当局の動き、トピックスなどをチェックしながら作戦を立てる。その準備の最初になる時も最後になる時もあるが、時間、曜日、日付けは必ず確認する。時間では仲値決定時にはドル買いが多くなる(多くなる理由は既述)11時、2時頃も投信の設定などで外貨買いが強くなる。3時を過ぎればシンガポールの中銀あたりが暴れだす。
曜日では月曜日と金曜日が需給的にはドル需要が強い。日付ではゴトビはよく知れ渡るようになったが、20日までのゴトビのほうが20日以降のゴトビより外貨買いが強い。20日以降は輸出が仲値後売り始めることもある。月末は初めは買いが多いが後に輸出も出るし、特殊玉(買い)がも出るので注意したい。もちろんその時々のトピックがこれらを凌駕する時もあるが、ベースではある。決まりきったベースの需給になるのは為替取引が生活取引とうか実需に基づくものや商慣習によるものが多いので時間、曜日、日付などで偏ってくる。株式相場では見られないものだと思う。ニューヨーク市場は実需がないのでこのような決まりきったものは少なくなるが、まったくないわけでもない。
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内需拡大-規制緩和-市場開放-小政府-財政均衡-自己責任-公明正大 50―超円高-100―円高-150-普通円-200―円安-250-円安- 「世界一のデフレと物価高の共存が日本の弱点」「国を選ぶ時代」FX湘南社是 「面白く正しく」FSIG FX湘南投資グループ 代表 野村雅道 専修大学、中京大学講師(事務所 横浜田園、山下公園、伊豆稲取)
8.横浜湘南便り「早慶6連戦で564球投げた投手=背番号11」
秋の六大学野球は早稲田の優勝に終ったがTVで見ていた1回戦は早稲田斉藤投手と慶応加藤投手の投手戦であった。そのまま延長となった。早慶戦の延長と言えば早慶戦6連戦が思い浮かぶ。いや思い浮かぶと言っても1960年の話なので見たわけではなく先輩から聞いただけだ。
六大学は先に2勝したほうが勝ち点1となるので普通2試合から延長再試合が入っても3,4試合で終る。それが何故6回戦までもつれたかというと、その秋のシーズンは、最終週の早慶戦を前に慶応が8勝2敗勝ち点4、早稲田が7勝3敗勝ち点3であった。そしてリーグ戦としての早慶戦は早稲田の2勝1敗となり、両者9勝4敗勝ち点4で並び優勝決定戦となった。優勝決定戦は1回勝負であったが1回戦が1-1の引き分け、再試合が0-0の引き分けとなった。再々試合で早稲田が3-0で勝利し早稲田の逆転優勝となった。
この6連戦で早稲田安藤元博投手(後に東映フライヤーズ)は5試合に完投、特に第3戦からは4戦連続の完投で実に49イニング、564球を投げ抜いた。今回慶応の加藤投手も3連投となったが昔は安藤投手のような今では信じられない投球数を投げた投手が実在したのである。早稲田のエースは11番をつけるがそれは安藤投手の背番号だ。現在は須田投手。祐ちゃんは16番。また今回3連投した慶応4年生の加藤投手は私の横浜の自宅に近い県立川和高校の出身であり、プロ入りする可能性大の左腕である。今時連投を厭わないガッツの持ち主だ。
(写真=まもなく神宮では大学野球全国大会が開催される。六大学で優勝した早稲田は即出場できるが、横浜スタジアムでは、関東のそれぞれのリーグで優勝したチーム同士がさらに神宮への出場権をかけて対戦していた。厳しい。東海大学と上武大学が神宮大会へ進むようだ。スタジアムに入ったときは丁度東海大学が準決勝で関東学院大学を5-0で下した時であった①東海大のエース②部員の応援団③組み合わせ)
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