円ドル大連立安
11月5日(月)「円ドル大連立安」
2007年11月5日(月)―2007年11月7日(水)
総括 「円ドル大連立安」
需給「二人のフランス人」
テクニカル「株価低迷、ドル円の円高は景気低迷の証拠」
リスク「長引くイラク、イラン、パレスチナ、北朝鮮」
当局orうたかた無常「続ストロスカーンIMF新専務理事」
ID為替&質疑応答「通貨危機とボトムフィッシング」
横浜湘南便り「祝横浜と慶応両校選抜出場」
ドル円113.50-116.50 ユーロ円 165.50-168.50
FX湘南IG(FSIG代表 野村雅道(事務所 田園、山下、伊豆稲取)専修大学、中京大学講師 日経インデックス(2000年=100)11月2日東京引け 前回 10月31日からの変化 円82.9同、ドル83.2弱し、ユーロ131.8弱し(2007年1月4日 円82.3(87.9)ドル89.7(91.5)ユ-ロ125.5(120.0)括弧内は2006年1月4日)11月2日ドルインデックス IN NYBOT76.32弱し、CRB353.57強し、CRUDEOIL95.93強し、DOW13595.1日経平均ドルベース 11月2日東京引け144.13 IMM円投機筋 10月30日 円-9949(前週比+11405)ユーロ+68848(-168)
1、予定
(今週の予定)
5(月)日銀議事録、篠原財務官会見、シティー東証上場、福井総裁講演、米ISM非製造業景況指数
6(火)日 景気動向調査、アリババ香港上場、ユーロ圏 PPI、小売売上、独 製造業受注、サルコジブッシュ会談、バーナンキ議長講演
7(水)日 外貨準備、RBAキャッシュターゲット、豪 住宅価格指数、独 鉱工業生産
8(木)NZ 失業率、豪 雇用統計、日 機械受注、マネーサプライ、景気ウォッチャー指数、独 経常収支、BOE&ECB政策金利 米 失業保険申請、バーナンキ議長議会証言
9(金)ESPフォーキャスト、米 貿易収支、ミシガン消費者信頼感指数
(来週の予定)
12(月)日銀政策決定会合、企業物価指数、国際収支、消費者態度指数、
13(火)日銀政策決定会合、金融経済月報、日3QGDP、 独 3QGDP、独&ユーロ圏 ZEW景況感指数、米 中古住宅販売保留
14(水)NZ3QPPI、ユーロ圏GDP、米PPI、小売売上
15(木)NZ小売売上、日 第3次産業活動指数、ECB月例報告、ユーロ圏CPI、米 CPI、失業保険、NY連銀製造業景況指数、フィラデルフィア連銀景況指数
16(金)ユーロ圏貿易収支、対米証券投資、鉱工業生産、設備稼働率
2、総括「円ドル大連立安」
小沢民主党党首辞任で改革の遅れ、諸問題解決の遅れ。問題省庁だけが喜ぶ。長期的には財政赤字縮小の目処立たず。
通貨インデックスベースでは先週金曜日では円がドルに抜かれ最下位へ。円は82.9<ドル83.2<<<ユーロ131.8(ちなみに韓国ウォン114.4、昨年クーデターで揺れたタイバーツは115.8)。円は政局混迷につき官の改革進まず、小さな政府ならず、財政赤字は削減出来ないだろう。本リポートのリスクの項では日本物格上げから格下げに変更した。
さて7日(水)にRBA(豪中銀)、8日(木)にECB(欧州中銀)、BOE(英中銀)が政策金利を決定する。現在それぞれ6.5%、4.0%、5.75%だが、RBA、ECBに利上げ、BOEに据え置き予想がある。そろそろ米国のサブプライムローンへの配慮よりも、足もとのインフレへ対応したいところだろう。豪は原油を除くインフレ率がターゲット上限の3%にある(据え置くとすれば24日の選挙への配慮)、欧州も消費者物価が2ヶ月連続で目標の2%を超えている。利下げをしている米国とは金利差で豪は拡がりユーロとは狭まる。
日本もわかりやすいインフレターゲットにすれば、どこの国も下限は1%以上であるので同じレベルで考えたい。展望リポートのインフレ見通しは2007年度は+0.1%、2008年度で0.5%なので利上げというより利下げだろう。今後原油、食料品の値上げが予想されるが賃金が上昇しないままではGDPの低下に繋がってくるだろう。ドル安は目立つが目立たない全体的な円安が先行する。政局での連立は頓挫したが通貨での揺ぎ無い日米連立通貨安は欧州連合、資源国連合にさらに差をつけられるだろう。
また予定表にも上げたように、福井総裁、バーナンキ議長、篠原財務官の会見、サルコジブッシュ会談など要人発言も多い週だ。サブプライム問題でトップが辞任するシティーが本日東証で上場する。
3.需給「二人のフランス人」
日米連立通貨安だが為替は時に政治で止めようとする動きが出る。口うるさい、ただフランスでは市場筋に人気がありそうなサルコジ大統領がワシントンでブッシュ大統領と6,7日会談する。ユーロ相場について議論するそうだが、ブッシュ大統領は「強いドルを望む。ただ相場は市場が決める」と対応するだろう。付言するとすれば「サブプライムローン問題は解決に向かっている」と実態はともかく強がる程度に終わる。
また同じフランス人もIMF新専務理事に就任した元仏財務大臣ストロスカーン氏は「米ドルは過大評価されておりさらなる下落も驚かない」としている。拡大し続ける米国貿易赤字からすればもっともなことだ。それでも為替相場は行き過ぎれば政治で止める時があるが、まだそのような雰気が高まっていないし、ファンダメンタルズと逆行しているわけでもない。
4.テクニカル「株価低迷、ドル円の円高は景気低迷の証拠」
為替相場、特にドル円相場と日本の景気は相反する動きをする時がある。バブル時の120円から160円への円安、バブル崩壊時の160円から80円の円高、最近では小泉内閣時で株価が7500円から15000円へ上昇した時の円安などの顕著な例がある。一方株価は景気とともに上下する順バリ型。
さてここ1年間の株価推移では先週金曜日で中国シンセンが+129.02%、フランクフルト+25.61%、NYダウ+12.89%、日経が+1.02%(年初からでは-4.11%)と日本株の低迷が目立つ。
今年も日本の株価下落(あるいは他国比低迷)かつドル円での円高での景気悪化という実感はある(日銀は緩やかな成長を上げていてもやはり株価が上昇(賃金も)しなくては盛り上がらない)。 ただクロス円での円安が過去とは違う動き。展望リポートで驚いたのはバブルを恐れているのだが、せめてブラジル(+60.41%)、香港(+62.8%)、ジャカルタ(+68.6%)ムンバイ(+56.48%)の背中が見えてから恐れて欲しい。酒田風に言えば日本の株価は「シンセン様(+129%)には及びもせぬがせめてなりたやサブプライムの米国様(+12.89%)に」
5.リスク(想定済みにしてビックリしてはいけない) 「長引くイラク、イラン、パレスチナ、北朝鮮」
北朝鮮暴発(北朝鮮開国?)、朝鮮半島統一、イラン、地震、日本物格下げ、米国物格下げ、貿易戦争(FTA)、米軍イラク撤退、領土教科書靖国問題、アジアでのテロ、イラク混迷、英国ポンドのユーロ入り
6、当局&うたかた無常「続ストロスカーン新専務理事」
IMFの本部はワシントンにあるが歴代専務理事はすべて欧州から選出されている。為替相場についてはファンダメンタルズに基づいた提言を行うが市場への影響力はない。今までもなかったように思う。日本との関連では1964年に日本は国際収支の赤字を理由に為替制限ができる14条国からできない8条国へ移行したことや、2000年頃に日本の財政赤字についての調査で訪日すると言う話が出たように思う。普通そのような調査は途上国債務についのものであったが。
本項目はくだらないことも書かせてもらっているが新理事の名前は相場師にとっては頂けない。ストップロスがカーンと決まる風に聞こえる。ストロスカーンにサルコジ、日本人にも覚えやすい名前の二人のフランス人が今週も活躍するのだろうか。
7.ID為替「危機とボトムフィッシング」
ちょっと長い投資の話。現在大学で通貨危機について話している。1992年のソロスファンドによる英国通貨危機、1995年のタイガーファンドによるタイ通貨危機、1998年のLTCM破綻に及んだロシア通貨危機などだ。どれもヘッジファンドがかかわっている通貨危機だが、ポンド、タイバーツはヘッジファンドが仕掛けたもの、ロシアはヘッジファンドが損切りを余儀なくされたものだ。ただどれもその国に対しての将来性のある見通しがあって事前に投資が拡大していた部分があったように思う。
ヘッジファンドはレバレッジを効かせて過剰投資しているので損切のエネルギーは凄まじい。相場は損切の時に一番動くというのもわかる。ただ長い目で見れば当初の投資方針がまったく誤っていたものではなく、通貨だけではなく株式や直接投資も含めて当時の英国買い、タイ買い、ロシア買いは現在まで保有していれば収益率の高い投資となっている。損切りのエネルギーと言えば今夏のサブプライムローン問題による円買い高金利通貨売りがあったが早くも資源国などファンダメンタルズがいいものから回復している。
ヘッジファンドはレバレッジを大きくしかつ短年度で収益を出さなければならないのでバタバタするが、普段からファンダメンタルズが良くて高いが彼らが決算の為大きく損切りする時は投資のチャンスでもある。もちろんどの国の投資が良いかは普段から準備勉強しておかないといけないし余裕資金もないといけない。またヘッジファンドのような短いデイトレ型の投資期間の方はそのやり方は上手くいかない。サブプライムローン問題で米国住宅価格が下落したら、そこを狙って買いを入れている人も世の中にはいるのだろう。
内需拡大-規制緩和-市場開放-小政府-財政均衡-自己責任-公明正大 50―超円高-100―円高-150-普通円-200―円安-250-円安- 「世界一のデフレと物価高の共存が日本の弱点」「国を選ぶ時代」FX湘南社是 「面白く正しく」FSIG FX湘南投資グループ 代表 野村雅道 専修大学、中京大学講師(事務所 横浜田園、山下公園、伊豆稲取)
8.横浜湘南便り「祝横浜&慶応両校選抜出場」
宇都宮で開かれた秋の高校野球関東大会では神奈川代表の横浜高校と慶応高校の決勝となった。ここまで来れば両校とも選抜に出場出来るのがほぼ確定しているのである意味リラックスしていただろう。また来年の夏の甲子園は第90回記念大会なので出場校が200校近い神奈川県は2校選出される。春夏と2校出場出来るので神奈川の高校野球ファンにとっては2008年は楽しみな年となる。
慶応高校の上田監督は私の高校の3年後輩で米国に野球留学をしたりメンタルトレーニングを取り入れメジャー風の野球の雰囲気も醸しだしている。慶応の試合を見ればわかるが選手が試合前も試合中も実に楽しそうにプレーをしているのに気づく。最近はスポーツ選手もかつての根性、死に物狂いではなく「エンジョイ」を口にする人が多いが、慶応の選手は本当に楽しんでいるような気がする。最近は慶応大学の野球部も慶応高校出身の方が多く高校の雰囲気を持ち込んでいるのか早慶戦を見ていても早稲田と慶応のカラーの違いが出ていたようだ。
今年も残り少ないがまだ高校と大学の明治神宮大会やプロのアジア大会が残っている。願わくはドラゴンズ対レッドソックスをやって欲しかった。
(写真=①敗れ去るチーム②応援席も楽しそうな慶応③ENJOY?)
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test
投稿: ID | 2007年11月 8日 (木) 07時33分