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2007年4月30日 (月)

中国トルコ黄金週間,世界景気が良ければ円安もOK

4/30(月)「中国トルコ黄金週間」「世界景気が良ければ円安もOK」

2007年4月30日(月)―2007年5月2日(水)

総括 「中国トルコ黄金週間「世界景気が良ければ円安もOK」
需給「資金調達=昔スイス、今オセアニア」
テクニカル「ドル安円安の値は深い」
リスク「長引くイラク、イラン、パレスチナ、北朝鮮」
当局orうたかた無常「レートチェックは古語だが不安を煽る」
ID為替&質疑応答「金利はサプライズなし」
横浜湘南便り「大田駒沢大学野球部前監督の
交遊抄に驚く」

ドル円 118-121 ユーロ円 161-164
 
 FX湘南IG(FSIG代表 野村雅道(事務所 田園、山下、伊豆稲取)専修大学、中京大学講師 日経インデックス2000年=100) 4月27日東京引け 前回 4月25日からの変化 円81.4弱し、ドル88.5若干強し、ユーロ128.2若干強し(2007年1月4日 円82.3(87.9)ドル89.7(91.5)ユ-ロ125.5(120.0)括弧内は2006年1月4日)4月27日ドルインデックス IN NYBOT81.47強し、CRB314.20弱し、CRUDEOIL66.46強し、日経平均ドルベース 4月27日東京引け145.55IMM円投機筋 4月24日 円-81772(前週比-11253)ユーロ+11282(+4512)
 
1、予定 
(今週の予定)

30(月)NZ住宅件建設許可、ユーロ圏 消費者信頼感指数、CPI、米 個人所得支出、PCEデフレーター、シカゴ購買部協会景気指数、建設支出
1(火)米 ISM製造業、バーナンキ議長講演、
2(水)RBA政策金利、独&ユーロ圏 失業率、製造業PMI、独 小売売上、米 製造業受注
3(木)ユーロ圏 PPI、米 ISM非製造業指数、
4(金)ASEAN+3財務相会議、独&ユーロ圏サービス業PMI、ユーロ圏 小売売上、米 雇用統計、NY連銀総裁講演

(来週の予定)

7(月) 独 製造業受注
8(火)豪 小売売上、住宅建設、独 鉱工業生産、
9(水)日 景気動向調査、独 国際収支、FOMC
10(木)日 マネーサプライ、景気ウォッチャー調査、NZ 1Q失業率、豪 雇用統計、BOE政策金利、ECB政策金利、米 貿易収支、新規失業保険、
11(金)米 PPI、小売売上

2、総括「世界景気が良ければ円安もOK」

今朝は中国人民銀行が預金準備率を0.5%引き上げ11.0%としたこととトルコでのイスラム派大統領候補への反発デモ東京不在での実需のドル買いが出ないことでユーロが売られ円が買われている。

 米国の減速は1QGDPが1.3%へ低下したことで誰もが疑うことの無い事実。日本も物価が低下し、株価も他国に比べ伸び悩み。一方ユーロ圏は過熱ではないが底堅いので、ドル安ユーロ高円安が継続。オセアニアは物価沈静で一休み、南アランドは中銀が異例にも円キャリーに言及しこれも一休み。高金利グループについては中国次第だが、1QGDPが本年の目標8%を超える11.1%となり、その勢いが確認されたので、資源供給先の高金利資源国の景気は再び持ち直し通貨も再上昇しよう。

ユーロ円も昨年は140円台後半で物議を醸したが、今年は160円台でも問題ないという人まで出てきたのであくまで景気次第だ。悪くなれば、為替の責任にされてしまう。為替を動かしても景気はかわらないのだが、あくまでも景気はお客様(中国、BRICs、VISTAなど)次第だ。ブレはあっても円安は続くのだろう。今週は米国はバーナンキ議長の講演、雇用統計、ISM指数がある。RBAは金融政策を変えない見込みとなっているASEAN+3財務相会議がある。外交するたびに日本の役割が低下していると感じてしまう。 
 
3.需給「資金調達=昔スイス、今オセアニア」

 従来世界の資金調達の場はスイスであった。普通社債から転換社債まで世界中の企業や公的機関がスイス市場で資金調達した。スイスにはオイルマネーを始めとし、世界中からその優れた金融技術と秘密性でお金が集まっていたからすぐに債券が低利で完売できたのだろう。

ただ最近はその調達市場が低金利のスイスからオセアニアや南アに移っている。長期の為替スワップ技術が発達し長期債を発行しても発行者が為替リスクを負わずに済むことになったこと。投資家はより高金利を望むのでオセアニア市場に目が向く。丁度、日本の団塊マネーが債権者として浮かび上がっってきた。発行者、調達者の利が一致してきた。発行者はスワップをかければ自国と同様の金利で発行できるので、最近ではトヨタ、UBSなどの優良企業もお金が集まるオセアニア市場で起債している。
 
4.テクニカル「ドル安円安の値は深い」

 米ドルの週足を見るとドルが上げたのが円、豪ドル、NZドル、ポンド、横ばいが南アランド、下げたのが ユーロ、スイス、カナダと全体的に見れば2002年からトレンドとして続いているドル安の流れの中にある。また円安の流れも先週は豪ドル円を除けば継続していた。 海外で流れた日銀早期利上げ説の影響はなかった。ただオーストラリアの物価指標の低下と輸出業者の豪ドル高の不満表明、通貨高や円キャリー取引への言及があったNZ円や南アランド円は若干伸びが抑えられた。

昨年春頃はユーロ円が140円台だったが、欧州当局からユーロ高の批判が相次いだ。ただ160円台になった現在はユーロ高批判はなりを潜め、ユーロ高は問題ないという高官まで出てきた。当局や高官の相場に対する発言に一貫性がないことは今に始まったことではないが、景気さえ良ければ為替の重要度は低下していくのだろう。中国景気が再び強まってきたこともあり、オセアニア景気が回復しだせば、豪ドル、NZそれぞれ100円にのせても、為替批判がなくなるかもしれない。ユーロドルやユーロ円は史上最高値といわれるが、マルク換算では1.43台、82円台ということ。この数字は80年代、90年代に為替をやっていたものにとっては違和感はない。為政者も同じような世代なので違和感は無いはずだ。

5.リスク 想定済みにしてビックリしてはいけない) 「長引くイラク、イラン、パレスチナ、北朝鮮」

 北朝鮮暴発(北朝鮮開国?)、イラン、地震、日本物格上げ、米国物格下げ、貿易戦争(FTA)、米軍イラク撤退、領土教科書靖国問題、アジアでのテロ、イラク混迷、英国ポンドのユーロ入り
 
6、当局&うたかた無常 「レートチェックは古語だが不安を煽る」

 「レートチェック」という言葉が先週NZドル市場で出回り、一瞬NZドルが下落をした場面があった。ドル円についても時々海外市場で「レートチェック」の噂が流れて相場が動くことがあるが、「レートチェック」という言葉は1970年代のように大手企業でも為替相場を表示するモニターが無かった時代ならいざ知らず、個人でもパソコンでリアルタイムの相場が入手できる時代での「古典的なジョーク」のようだ。たたポジションを持っている人は多かれ少なかれ不安を感じているので、動揺する言葉かもしれない。大手銀行は日銀や財務省に常日頃相場動向を伝えているが、20年以上の私の経験では「レートチェック」のようなことをされたことは一度もない。

7.ID為替&質疑応答 「金利はサプライズなし」

 先週から日銀の早期利上げ説が海外の高額有料情報社から出回り円が一時高くなったが、無料の読売新聞の今年度の消費者物価指数予想は下方修正されるという情報が正しかった。読売新聞の予想(+0.3%)よりさらに下方修正され昨年10月の+0.5%から+0.1%となった。

 日本の情報が海外から先に漏れることは高官が海外で話す時以外はありえない。さらに金利の情報でのサプライズは滅多にないので情報社の特ダネとなりにくい。金利は日本の新聞情報や過去の経済指標を見て常識的に考えれば良いと思う。有力エコノミストのアンケートでは年後半の利上げが多く、誰も断定的に参院選前の利上げを予想していない。日銀政策委員会でも昨年のように、多数決の投票では利上げするにしても最初3人、次にまた増やす、一人くらいは反対者(岩田副総裁)を作るというスムージングオペレーションを行うのだろう。

 金利は公務員的な仕事、為替は一発起業型の仕事だろう。中間がスワップ派だろう。

  内需拡大-規制緩和-市場開放-小政府-財政均衡-自己責任-公明正大   50―超円高-100―円高-150-普通円-200―円安-250-超円安-

 「世界一のデフレと物価高の共存が日本の弱点」「国を選ぶ時代」

FX湘南社是 「面白く正しく」FSIG FX湘南投資グループ 代表 野村雅道 専修大学、中京大学講師
(事務所 横浜田園、山下公園、伊豆稲取)

8.横浜湘南便り「大田駒沢大学野球部前監督の交遊抄に驚く」

 日経新聞の金曜日の朝刊に、学生野球界の名監督の一人であった前駒沢大学野球部監督の大田誠さんの「交遊抄」があった。駒沢大学は東都大学野球の雄で石毛、中畑、平田、二宮ら選手が在籍時は駒沢黄金時代を築いていた。太田さんの六大学野球の御大である明治の島岡監督との交遊で島岡さんが「東大とやるのは嫌だ、サインが見破られているみたいだ」とこぼしていたと書いてあったのでびっくりした。

いやこちらが見破っていたことが島岡さんに見破られていたのだが30年たって明らかにされた。企業秘密なのであまり詳しくは書けないが、御大の島岡さんが複雑なブロックサインを出すわけはない。誰かに指示をして、ある学生がサインを送っていたのだが、その学生の動きが間違ってはいけないプレッシャーで妙にぎこちない動きになっていたので、我が軍のサイン見破りスペシャリストが気付いたのだった。走者が走る前に外す、バントの時は勢いよく迷わず内野手がつっこむので島岡さんも気付いておられたのだろう。ただ見破ったからといって100%アウトに出来たわけでもないのが、我が軍の弱さだった。他の大学も多少は見破っていたと思う。しかし明治のすごさは、そのようなややせこい、こまかいことは気にせずに星野さんに代表される伝統の猪突猛進力と人間力で鹿取(巨人)、高橋(中日)、豊田(中日)らが活躍しリーグ優勝したのであった。為替と野球が似ているのは常に相手(相場)との読み合いであるが、たた読むことが出来ても実力、技術力がないと勝利をモノに出来ないことのように思う。常日頃、バットを振って鍛えて備えたいと思う。 

 (写真=①メジャーも宴たけなわ②昨年の岩村選手、左側③猪年の今年は猪突猛進していますか)Mets3_3 P1000006_52 P1000028_16

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