米国介入は玉は小さいが効果抜群
7月9日(水)「米国介入は玉は小さいが効果抜群」本日は外為TVマーケットビュー&チーファンラマのアップデート、夜はデイトレセミナーを行います
ドル円およびクロス円の最近の執拗な下ヒゲにはやや驚きを感じる。下がれば買いが出てくる。驚いてばかりではいられないので調べるとやはりその原動力は貿易黒字の減少であり、月曜のID為替リポートでふれた6月初旬の貿易統計が赤字となったことに続き、昨日発表された6月上中旬も2304億円の赤字となった。また昨日申し上げた三角持合の下限の106円20銭ではドル円は持ちこたえた。今度は上限の108あたりをトライしてもらいたい。
さてドル円が再び200日線と絡んできた。6月に11日間108円での攻防を繰り返し団子天井を形成したが、当時108円にあった200日線もドル下げを支援した。現在200日線は107円60銭あたりにある。今朝は輸出がどれだけ下押しするか。明日のゴトビとバーナンキ議長、ポールソン長官の議会証言まで107円前半で持ちこたえれば200日線を抜くことも考えられよう。既に90日線は上向いてドル円を後押ししている。
3月より着実に米国を中心に世界はサブプライム問題処理からインフレ克服へ進んでいる。議論するより3月の95円から108円へ進んできた事実がそれを物語っている。
米国とG-8さらに現実になりそうなG-13が筋道を立ててドル安とインフレの抑制に動いている(ただG-13にはオセアニア代表が含まれていないのが不満だ。ユーロ圏代表も数に入れたG-15がキリがいい)。
ポールソン長官、バーナンキ議長はめぐり合わせが良いのか悪いのかわからないが難題にぶつかり結構涙ぐましい努力をしている。ただその行動力は力強い。彼らのやることは遅々だが堅実だ。デイトレーダーは介入や利上げ、原油価格下落を過度に期待せず彼らのペースに合わせていきたい。勝手に頼まれもしないドルロングや金利上昇用のポジションを持って、当局がすぐに行動しないことで勝手に失望して損切りをしないようにしたい。
昔もドル円を先に買って、「日銀介入しろ」と叫んでいたディーラーもいたが、当局や日銀はこちらの思うタイミングでは出てくれないものだ。米国は滅多に介入を行わないが最近では2000年のユーロ買いドル売り介入(1ユーロ=0.8レベル)、1995年のドル買い円売り介入(1ドル80円)など一旦出てくるとその後の戻しは大きい。もちろん米国は介入せずに反転することを望んでいる、またその介入金額は日銀と比べるととるにたらないほど小さいがその効果は比べようのないほど大きい。口先だけでも既にドルを押し上げている。
(付録)
3月以降のバ議長、ポ長官の苦闘史(この間減税も。日本も何かやって欲しいが聞こえるのは増税の話)
3月 ベアスターン買収、
4月 G-7 サブプライム問題一色となり信用不安解決の具体策をFSFに100日以内年内で作成指示
4月 FOMC FOMC景気下振れリスクの文言外す(後復活)、インフレ懸念強まる
5月 相次ぐドル高発言=バーナンンキ、ポールソン、ブッシュ、マケイン
6月 G-8サミット財務相会議 サブプライムよりインフレ懸念が焦点となった
6月 原油サミット(消費国と米投資銀行参加が画期的)
7月 洞爺湖サミット ドル安懸念を共有(中東、中国も共有)=声明にのるかどうかは重要ではない
昨日 バーナンキ議長 投資銀行への貸し出し延長発言
(写真=山手ウォーミングアップ散歩最終①②弊社への最後のアプローチのホテルニューグランドパティオ③暑いので先ずは2キロ泳ぐ)
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