2008年5月16日 (金)

平和=ピンフ相場

5月16日(金)「平和=ピンフ相場」本日は南十字星(NZ編)アップ致します。TGIF。

P1000002 P1000018 P1000020

 平和である。少なくとも相場的には平和である。日本的麻雀用語で言えば「ピンフ=平和」であり安っぽいが、世界の株式市場、ドル相場は3月半ばのベアスターンス買収より爆発的な上げはないにしても、コツコツと「ピンフ」を平和に上がっているように日々上昇を続けている。G-7、FOMCが支えた。

P1000038 P1000039

 為替が先なのか、株が先なのかわからないが相乗効果をもって両者上昇、いっそのこと為替を半固定相場にすれば永久平和が続くと思うと考えるのはデイトレーダーとしてはもっての他かもしれない。ただ昨日のように数々の指標が出た時も瞬間その数字の通り相場が動くので儲けるチャンスは売りでも買いでもある。

 平和(ピンフ)相場にいつ「逆にハネ満、いや役満」が出てびっくりする相場展開となるかもしれないがそれはもうサブプライム関連ではないだろう。サブプライム関連では悪い数字がどんどん明らかになるにつれ報道も盛んになるが、確実になっているものはつまらない。不確かな時こそ相場は動くし、6割くらいの考えで相場が動くと思えば決断してポジションを張ればいいと思う。昨夏より今年の年初のようにサブプライムで見えそうで見えないような状態の時がよく動く。今日は再びNZで始まる。1QPPI日本は注目のGDP、ドイツのようにサプライズが出るかどうか、デフレでどれだけ名目GDPを庶民には実感のない実質GDPにかさ上げるかを見たい。

夜は日本の住宅着工ほど悪化していない米国住宅着工、建設許可、ミシガンなどが出るがデイトレ的にはほどほどに、金曜の薄商いなのでNY後場から来週シドニーまでは過剰反応するので気をつけたい。昨日に続き今日と月曜は少々の外債利金の円買いはあり。トリシェ総裁、ポールソン長官が講演。

注=麻雀用語をつかって申し訳ない。ピンフはゲームの点数で言えば一番小さなもの、ハネ満は大賞、役満は特別大賞のようなものでサブプライムのように滅多に出ないもの。ピンフをためて最後にハネ満に振り込まないように気をつけて逃げたい。薄い金曜なので。ピンフは中国語ではピンファー=平和=PINGHE。TGIF。

(写真=伊豆に来た取材陣と一匹で魚三昧、中年暴走族のよう。1台はハーレーの予定だったが雨でクラウンとなった。取材された本は日本実業社で6月頃出版されるそうです。伊豆まで取材とはご苦労様でした。NZにも来ていただけるのだろうか。また明日の日経朝刊一面で私の記事が出るそうです。一面だからといってお尋ね者とか指名手配ではないと聞いています。)

| | コメント (0)

2008年5月15日 (木)

きっかけはいっぱい

5月15日(木)「きっかけはいっぱい」夜はBSデジタル11マネーウオッチで高金利通貨についてお話します。また番組内でオーストラリアのヘッジファンドを運営される方から現地情報を生でお伝え致します。

P1000009 P1000006 P1000007 P1000004

今日は結構指標が多い。相場変動のきっかけとしたいNZ小売売上、日本の機械受注、マンション販売、中国は固定資産投資、独、仏、ユーロ圏GDP、は失業保険、NY連銀製造業景気指数、対米証券投資、鉱工業生産、設備稼働率、フィラデルフィア連銀景況指数、NAHB住宅指数、その他講演会見は日本の財務次官、金融庁長官、豪はスティーブンスRBA総裁、欧トリシェ総裁、米はバーナンキ議長、その他ブリュッセル経済フォーラムで日中欧の中央銀行総裁など。

 ゴトビでかつ外債利金の円転もある。テクニカルでは7,8,9日の下降ラインを上抜いたドル円は12、13,14日と上昇ラインを作ったが今日はそのライン上で始まる塀の上の展開。5月2,5,7、14日の105.40へ5度目の挑戦をするかどうか。するとしたら何がきっかけか、きっかけとなる指標、発言は上述のように多い。神経を使うが、神経を使うのが為替の収益の対価である。それが嫌ならのんびりスワップ投資。

 サブプライム関連は悪いものよりいい物に反応しやすいので気をつけたい。

これからジムで筋トレ、走って泳いで朝風呂に入って午後一で伊豆稲取より上京致します。衛星デジタルではオーストラリアの景況感、暮らしぶりを10年以上在住のヘッジファンドのJOEさんに現地シドニーより語って頂きます。今後も何回か生電話でのオセアナニア情勢をお聞きするつもりです。

(写真=今朝のID為替リポートでふれた南伊豆「田牛」の海とサンドスキー場 )

| | コメント (0)

2008年5月14日 (水)

続FRBも普通の中銀になりたい

5月14日(水)「続FRBも普通の中銀になりたい」日は外為TVマーケットビュー及びチーファンラマをアップ致します

 ドルはほぼ全面高(カナダ、南アランドは強い=起債がらみ)の中、クロス円も全面高のやや珍しいドル高円安株安

P1000001 P1000005 P1000004 P1000005_2 P1000006

ゆっくりと米国FRBも普通の中銀(5月1日ID為替リポート参照)のようにインフレに悩みだしたようだ。

 まるでメジャーリーグの監督インタビューを聞いているかのように次から次へとバーナンキ議長を始め地区連銀総裁が声をあげた。議長は正常化から程遠いとしながらも緊張は緩和していると慎重な見方を示した

 シカゴ、ミネアポリス、クリーブランド、サンフランシスコ、ダラス、カンザスシティーと続いた地区連銀総裁は一様にインフレ懸念を口にした。実質金利がマイナスということもある。もちろん住宅価格の一段の下落などもあり楽観的ではないが、先物市場では既に織り込んでいる年内後半の利上げを示唆した人(SF)もいた。カンザスのホーニング総裁は70、80年代のインフレを起こしてはいけないまでと発言した。利下げと減税効果が出てくるということだ。シカゴのエバンス総裁は為替相場もインフレに影響を与えるとした。ただミネアポリス総裁のようにリセッションは回避できないとするものもいる。それでもベアスターンズの処理は適切だとした。

 一方政府側のスティール米財務次官は自画自賛もあるだろうが、金融市場に多くの改善が見られると発言した。多くは年後半から持ち直すという予想だ。ただそれなら年後半まで売って年末の買い戻すというやり方よりも、長期投資家ならもう底なら適当に拾っておけと言う人も出てきているのだろう。それがSWFなどだろう。私も余裕があればNYやハワイの不動産を買いたいが既にユーロ高の恩恵を受けた欧州人に売却済みのようだ。

 以上により本日の4月米国CPIは重要だ。予想は+0.3%(コア+0.2%)。その他では日本は昨日のESPフォーキャストでは1QGDPが1.79%、2Qが0.78%の予想(但しデフレターマイナス)。本日は日本は国際収支と企業物価中国は昨日+22%と驚異的な伸びを示した小売売上に続き今日は鉱工業生産、地震で金融引き締め、元切り上げは一服だろう。最近起債が多い南アも小売売上の発表あり。

東京は昨日同様に仲値ドル需要なく、利下げなどの話が出ない限り即105円以上を買う意欲はない。NYまでに区切りをつけCPIを待ちたい。チャートでは一昨日急激な下降ラインを上抜け3月の上昇ラインに裏からまた近づいてきたようでもある。 ユンケル欧州議会議長、トリシェECB総裁はユーロの最近の少しの下げに少し満足のようだ。4月G-7の思惑通りの展開が続く。

(写真=①②一昨日の台風前、昨日の台風後、海はシケているが明るくなってきた③稲取半島④利島⑤大島)

| | コメント (1)

2008年5月13日 (火)

決算悪化でもサブプライム問題さらに落ち着く

5月13日(火)「決算悪化でもサブプライム問題さらに落ち着く」本日は南十字星リポート(豪ドル)アップ致します

P1000044 P1000045 P1000046

 昨日は休み明けのドル買いと軽く言ってしまったが、それにしてもドルが他通貨で下落する中でドル円はよく上がったものだ。それは4月28日のID為替リポート需給の項でふれた4月分の外貨投信などの払い込みが出たからだろう。デイトレ基本シートの11時、14時の投信設定時間でドルが上がっていた。ロンドンフィキシングでもドル買いが出たのではないだろうか。

 とり合えず7日、8日の高値を結んだドル円の急な下降ラインは上抜けた。一目の雲の手前でリバウンドした。大きなレンジだと103円から105円20線のレンジ。ただ本日は昨日のようなドル需要なく104円以上で輸出の動意も出るだろう。保守的な日本人ディーラーは104円を買うのを躊躇する。

需給以外の円安要因としては白川日銀総裁の「物価上昇でも交易条件悪化で利下げが効果的かもしれない」の発言があった。景気動向指数、住宅着工、鉱工業生産、消費支出、景気ウォッチャー調査倒産件数と悪い数字が続く。今日は日銀と市場との対話ということでESPフォーキャストを見るだろう。エコノミストも昨年後半以来GDPは下方修正し続け、利上げを先送りしてきている。他国のように利下げ、減税など何か対策をとらないと、存在していないのと同じだ。

 本日はその他「流動性対策」についてバーナンキ議長が講演する。FRBは昨日またもや資金吸収の売りオペ50億ドルを行った。3月25日の本ブログにも書いたが3月19日の資金吸収オペが私のドル買いのきっかけとなっている。資金供給を行いながら吸収をするという相反する行為は資金量的には市場に十分すぎるくらい供給されていると思ったからだ。問題はその供給した資金が破綻機関へ配分されるかであったが、それも狙い撃ちでベアスターンズに直接供給する体制も整えサブプライム問題の解決の糸口になっている。

 またトリシェ総裁はG-7で注目されたFSF(金融安定化フォーラム)の働きがサブプライム問題で重要としている。それは本誌でも何度も指摘している。また昨日のモノラインMBIAの決算悪化でも米国株価は上昇したように、洗いざらい明らかにすれば市場も反応しなくなる。

すべて露出(ディスクローズ)することはある意味では資本増強などの対応策も視野に入っているからだ。その中でHSBCのようの好決算となると株式相場は大きく戻してしまう。

 他に昨日今年4度目の預金準備率を引き上げた中国の小売売上がある。

(写真=ミヤンマーのサイクロン、四川省の地震とともに知り合いがいる土地での災難が続く。平和、平穏を願い伊豆稲取にある済広寺へ参る。 伊豆稲取はミヤンマーとは友好関係にある。駅前の済広寺にはビルマの竪琴、釣鐘、釈迦如来像がある)

| | コメント (0)

2008年5月12日 (月)

円は実需、他はファンダメンタルズ通貨、いまさらながら

5月12日(月)「円は実需、他はファンダメンタルズ通貨、いまさらながら」本日は稲取にて喜望峰リポートアップ致します。

P1000016 P1000006 P1000002

 朝方ドルは若干買われている。いや3月中旬またG-7以降、今もドルは買われている。円だけが先週やや買い戻されている。円はやはり実需の通貨であり、ファンダメタルズでは動きにくい。ファンダメンタルズや株価では日本は弱い。今週のGDPでもGDPデフレーターは世に珍しいマイナスとなる。エネルギー、食料インフレだが賃金ボーナスは上がらない。こんな弱い数字が他国で出るとその通貨は暴落する。

 NZドルなどは別に他国と変わらないというか、いや若干いいファンダメンタルズなのだが、少しでも悪い数字や当局のネガティブな発言に実に素直に大きく反応する。それはそれで利用して対ドルでデイトレで利用したい。若干プライスがつかみにくい欠点はあるが。

 今週は今日は休み明けでドル需要あり、15日前後は米債、外債の利金の払いでの円買いがある。その後1QGDPの発表となる。日本だけが世界でも珍しい名実逆転(名目GDPが実質GDPより低い)のGDPだ。ユーロ圏のGDP発表もある。最近の連続して弱い日本の指標で反応が遅い日銀も来週の会合で何か動けばいいが腰は重い。全員トクホンでも貼ってシャッキリして参加すればいいアイデアが出るだろう。

 今日は日本は4月倒産、景気ウォッチャー調査。中国CPI、トリシェ総裁発言など。

英国サンデータイムズではインフレで利下げは限定的の記事。サブプライム関連の悪い材料はまだ出よう(同紙ではさらなるHSBCの不良債権増加も)が為替相場の反応はない(円だけは反応する。円はセーフヘブンで買われている表現もあるがどこがセーフでヘブンかわからない、輸出が損失覚悟で売らざるを得ないだけでヘブンではない)

(写真=今朝も曇天の稲取でFX、ここではイーモバイルのインターネットマシーンとワンセグTVはまったく映らなかった。東伊豆では光はなくてADSLだが速度は変わらない)

| | コメント (1)

2008年5月 9日 (金)

サブプラ終り減速とインフレのジレンマへ

5月9日(金)「サブプラ終り減速とインフレのジレンマへ」本日は南十字星(NZドル編)リポートアップ致します。 TGIF。

 今日と来週月曜はドル需要強し、昨日のような朝からのドル下げはない。午後2時の予測が当たる景気動向指数は先行が20.0、一致が33.3と悪い。

 さてドル円は昨日ID為替(木曜版)で申し上げた3月17日からの上昇トレンドを104.20-30レベルで下に切って103.40あたりまで下落した。逆に急な下降トレンドは5月7日、8日の高値を結んだものが作図出来る。それなら104.20-30がポイントとなるが、まだ作図は早いかもしれない。P1000002

 G-7的な中期スパンで言えば円、ユーロともにG-7前の100.92、1.5813から103.70、1.54と約3%ずつドルが上昇しているのでG-7の面々もほっとしているだろう。今後の焦点は解決気味のサブプライム問題ではなく景気減速とインフレのジレンマだろう。欧米のみならず、オセアニア両国、南アもインフレ目標から上放れているので中銀マンとしては減速といえども利下げ出来ない。

 ポールソン財務長官もグリーンスパン前議長も信用収縮の最悪期は脱したとか、ベアスターンズ買収がきっかけというが、それは本紙も3月、4月から再三指摘していたところ。私のきっかけは3月19日に行われた既述であるがリバースレポ(資金吸収)であった。それがベアスターンズ買収、G-7、FOMCと話が繋がっていった。大規模資金供給しながら資金吸収していたのは金額的には足りていたが、配分の効率がが悪かったということだろう。

 今日は世界のインフレのエンジンである中国のPPIや米国貿易収支の発表がある。TGIF。

P1000007 P1000008 P1000009

P.S. ほっとしたこと。サイクロンが来襲したミヤンマーの友人から漸く電話があった。1週間電話、インターネットが通じなかったようだ。90歳くらいの長老も初めてのことだと言うくらい予想もしていなかった強烈なサイクロンだったようで誰も逃れられなかった。友人の証券会社が入居しているビルも窓ガラスが割れ、付近の堅固な建物の屋根も飛び、大木も根こそぎもっていかれるくらいなので多くの人が住むバラックの住居はひとたまりもなかった。

犠牲者は10万人を超える言われているががわからない。現在被災者は寺院に逃れ、僧は托鉢を始めている。軍部政権はヤンゴンではなく内陸の首都ネイピードーにいるので被害はなかったようだ。もう一人在ミヤンマー&バングラディッシュの高校と銀行の後輩も大丈夫らしいということだがまだ連絡がとれないようだ。

(写真=横浜の海もなめてはいけない)

| | コメント (5)

2008年5月 8日 (木)

オセアニア雇用統計

5月8日(木)「オセアニア雇用統計」今夜は衛星デジタル11マネーウォッチに出演致します

P1000083_2 P1000081 P1000080

今朝はNZと豪の雇用統計の発表に始まる(NZ1Q失業率は3.5%、豪4月失業率は4.1%、雇用者数は+1.0万人の予想)。両国とも景気減速なれど雇用逼迫がインフレ高止まりの要因で利下げが出来ない。政策金利に影響大の数字なので要注目=NZ失業率は3.6%となりNZドル売られる。NZドルは指標発表後に結構単純に動く。日本の失業率では考えられない。

 その他BOE、ECB理事会や「最悪期は脱した」と発言したポールソン財務長官が米景気刺激策について講演する。減税小切手が夫婦で1200ドル送られたばかりなので追加減税はないだろう。減税小切手の影響を様子見する期間。

 その他自民党は利上げ派の水野日銀委員にヒアリングしたり、日銀展望リポートについて議論することも予定されている。

昨日は世界ではほぼ全面ドル高であったが、円だけはいつものように異質な動きであった。昨日前半はGW明けのドル需要がドル円を105へ押し上げたのだろう。仲値の影響は意外と長引くこともある。売り方も我慢して我慢して夕刻帰宅前に手放すこともある。仲値の買い方は別に勝負しているわけではないが売り方は勝負している。今日はそれほどのドル需要はないだろう。明日と5月本格始動にあたる月曜日のほうが強まる。

 需給の話をしたのでついでに、昨夏のサブプライム前後を振り返ると、サブプライム問題で相場は動いたようだが、基本需給も影響している。6,7月はまだボーナス外貨投資でドル強く、8月は外債利金とリパトリでドル下げ、12月は再びボーナス外貨投資でドル強く、2,3月はリパトリでドル下げであった。昔のような日本の黒字を背景に「コツコツドスーン型」「ドル上げは1日にしてならずされど一瞬にして滅ぶ」の意識はまだ私も含めて85-90年の円独歩高を経験した為替市場における後期高齢者に多く残るあるが、その中でクロス円はそれほど当時ほどドスーンと下がらなくなってきている。これも日本パッシングの一つの現象だろうか。

(写真=元町から山手への登りは険しい。その中でも比較的優しいのが貝殻坂、和食の元町梅林から山手教会墓地を経てチェリーサンドで有名なえのき亭あたりに出る)

| | コメント (0)

2008年5月 7日 (水)

素直に

5月7日(水)「素直に」本日は外為TVマーケットビュー及びチーファンラマアップ致します。P1000099 P1000101 P1000100

 GW明け、日中首脳会談。成果はパンダだけかもしれないが、それでも友好に役立てばよい。ファニーメイの赤字決算報道があったが、私の心の中ではサブプライム問題は終わっており、事後処理の段階だ。サブプライムは所詮住宅ローンの借り手と貸し手の問題。その間に銀行、証券、ファンド、CDO、SPC、SIV、モノライン等々が入って話が複雑化、損も何倍にも増やされている気がする。不動産不況はどこの国でも何年かに1回ある問題である。それなりに景気後退はあるがまた回復する。

 為替ディーラーはまだ疑心暗鬼だが将来を先取りする株価は既に3月より上昇し始めているドル円も3月から戻している(結局3月の円高はサブプライムでなくリパトリだったのか)。サブプライム問題はまだ終わっていないという反対意見もあろうが、ディーラーとしては深く議論する必要はなくただドルが上がっているか下がっているか、円が上がっているか下がっているかを見ればいいと思う。客観的にドルは上がっている、円は下がっている。円でコツコツとユーロでは遅いが少しはドル上昇、ただ資源通貨は高い。次第にサブプライム前のドル安円安資源高の流れになっていっている。

 上がるか下がるか予想するより、例えば5日線が上向いているから買うくらいの素直さだけあればいいと思う。ドル円であれば5日線が上昇中で本日90日線を上抜ける。他のクロス円も同様に考えればいいと思う。5日線上昇は3月、ちょっともたつきもあったが4月16日からは再び上昇継続中。遠くやファンダメンタルズを予想するより近くのチャートがヒントをくれる。それにファンダメンタルズやG-7などの動きを加えて行きたい。

 4月、5月は輸出が出やすいがよくドル円はもっている5月半ばの外債利払いを乗り越えて6,7月の個人ボーナス外債投資に結びつくかどうかがカギだろう。その流れが変わってしまうかどうかはチャートの変化を見ていけばいいだけだ。難しくされたサブプライム用語に踊らされる必要はない。移動平均線、一目、ローソク、トレンドライン、P&Fでも十分だと思う。(NZはボラード総裁の景気減速発言で今朝やや売られるが、昨日の相場よりはまだ高い)。また明日のECB政策金利決定後のコメントや来週の日独GDPを注視したい。

(写真=GWも開けて中華街も閑散。お昼はサラリーマン目当ての安いランチの看板が目立つようになる。1万円以上の飽食メニューと500円程度のメニュー、どちらも旨い)

| | コメント (1)

2008年5月 6日 (火)

激しく取引、ゆっくり休養

5月6日(火)「激しく取引、ゆっくり休養」本日は南十字星アップ致します

P1000073 P1000074 P1000069

胡錦濤中国国家主席来日、土曜日まで滞在する。豪は政策金利発表。TDセキュリティーズとメルボルン研究所が発表した4月TD-MIインフレ指数は前年比4.3%上昇でインフレターゲットの3%を大きく上回っている。最近の経済指標では景気減速を示す指標も出ているが、中銀マンとしてはインフレターゲットを超えている状況で利下げは出来ない。それは本日3月ユーロ圏PPI(予想前年比+5.6%)を発表するECBニュージーランドも同じ状況だ。日本はCPIはインフレ、GDPデフレーターはデフレでわかりにくい。

 米ドルは昨日やや下落したが、サブプライム問題で上下したのではなくISM非製造業改善で上げ、マイクロソフトのヤフー買収断念でダウとともに下げとなった。上げの時は天井無きかのように上げ、下げは底なし沼のように下がる。あらかじめ、近くないチャートポイントや節目に注文を考えておいて清水の舞台から飛び降りる気持ちで軽く逆張りしたい。相手がこんなところで買うと、あるいは売ると嫌だな、苦しいなと感じるレベルで逆張りしたい。ドル円は下げでは3月17日と4月10日、14日の上昇トレンドラインを下回ったときは注意、今日なら104.10あたりか。

 サブプライムではまだ人員削減、格下げ、買収など様々な報道が出るが解決スキームが出来つつあるので大騒ぎするほどでもないだろう。

 今日は何で休みなのだろうかと思っていたら祝日法で振り替え休日が祝日なら次の平日へ延ばせるということになっているようだ(4日はただの日曜でなくみどりの日という祝日だった)。為替ディーラーなど休みはあって無きが如しだが、儲かれば欧米ディーラーのように1ヶ月でも堂々とバケーションをとればいい。ディーラーはあくまで時間で拘束される仕事でなく収益で評価されるだけだ。定時出勤、定時帰宅ではなくダイナミックにメリハリをつけれるのが特典だ。政府に休日まで決めてもらう必要はなく勝手に休むのが欧米風。バカンス。

(写真=山手①大仏次郎記念館②111番館③イギリス館)

| | コメント (0)

2008年5月 5日 (月)

サブプラからインフレへシフト

5月5日(月)「サブプライムからインフレへシフト」本日は希望峰リポートアップ致します

金曜日の米国失業率後の相場は薄くなり上げでも下げでも過剰反応して翌週のアジアで調整することもあるが、今朝は調整もあまりなくほぼNY終値と同レベルで推移している。

P1000002 P1000005 P1000001

ダウジョーンズによれば米国共和党がドル下げにおいてのFRBの役割についてヒアリングを行った。現在ドルがやや戻しているがもう少し大局的な意味としてのドル下げについてだろう。サブプライム問題での流動性供給の為の利下げとドル相場になどについて聞いたようだ。ドル安は米国輸出企業の利益になるといえども下がり続けるドルに政治家も腰を上げたのかもしれない。

 今日は豪住宅価格指数の発表や米国ISM非製造業指数などがある。また今週はRBA、BOE、ECBの政策金利の発表がある。豪、ユーロ圏も景気減速しているがいずれも物価上昇、賃金上昇で上インフレは目標圏を超えているので政策金利は据置か。最近は各国当局も先行きのインフレ低下を予測しているが、中国やブラジル景気の活況(S&Pが格上げ)を見ると物価の下落の可能性は少ないのではないだろうか

 米国もゆっくりであるがサブプライムからインフレへ金融政策をシフトしていくだろう

 支持率続落の福田首相は中国胡錦濤国家主席の訪問を受ける。言うべきこと(餃子、チベット、東シナ海)を言うか、あるいはパンダやオリンピックでお茶を濁すか。国内支持率低下を外交で得点を稼ぐことも難しい。
 
(写真=横浜では5月末のアジア開発会議を前に様々な催しが行われている。写真家板垣真理子さんがアフリカの明るく強い陽光の中で撮影したアフリカン・ビューティをJICA横浜で展示している)

| | コメント (1)

«3点セット=ベアスターンズ買収→G-7の安定への工程表→利下げ打ち止め